下地島空港17エンド。航空ファンの聖地と言える場所であり、航空ファンでなくてもその美しい景色には息を飲みます。
そんな下地島空港17エンドですが、旅客便就航に合わせて3月23日から車両通行止めとなりました。現状17エンドがどうなっているのか行ってみましたのでレポートしたいと思います。
車両通行止めの状況
下地島空港17エンド周辺地図です。③がいわゆる17エンド。
①の場所です。左に行くと下地島空港方面、右を進むと17エンドです。
②の場所まで来ました。自動車はここまでです。ここでUターンする車も何台かありました。
ただし柵はこのような感じで自転車やバイクなら通過はできそうです。
ここから17エンドまでは1.4㎞、徒歩17分との事。
車両通行止めではありますが、徐行の標識、そして観光案内はそのまま残っています。
風の状況。この風速でRWY17に着陸できたことは幸運でした。
17エンドの様子
残念ながら曇り空。
17エンドを訪れるのは3回目。過去記事にも17エンドの写真がありますので是非ご覧ください。
17エンドビーチ
下地島空港17エンドには、数年前から砂浜が出現するようになったとの事。「17エンドビーチ」「17エンド横のビーチ」なんて呼ばれています。この日は潮の満ち引きの関係で沈んでいます。
自転車は通れる?バイクは通れる?
物理的に言えば2輪のバイクや自転車は通行できますが、自転車もバイクも道路交通法上はいわゆる車両なので厳密に言えば通行は禁止。ただし監視している人がいるわけではありませんので、現状は黙認といった感じです。空港内(金網の中)をパトロールしている方も注意することはありませんでした。明確にルールを決めるのが望ましいとは思うのですが、ルールを決める=全面通行止めとなる可能性が高いので現状維持のほうが良いとの声も聞かれました。
なお、これについては私の所感を述べているだけですので自己責任でお願いします。
最後に「下地島空港17エンド」を守るために
ここからはあまりお伝えしたくはないことですが、大切な事なのでお伝えします。
以下は私が現地からツイートした内容です。
17エンドの現実。こんな綺麗で貴重な観光資源を何で閉鎖するんだ!って思ったけど、こんなふうだからだよね。現地に来ないと分からない。すごく悲しい。#下地島空港 #17エンド pic.twitter.com/u5r9rsL4Br
— とめきち (@tomekichi_SFC) 2019年3月30日
これが下地島空港17エンドの現状です。
17エンドの美しい海と空の写真、飛行機の写真は数多くありますが、このような写真はあまり見かけることはありません。
もちろん流れ着いたゴミである可能性もあります。しかしそれにしてはゴミがあるのがこの一角だけなのです。また、たばこの吸い殻がこの場所に流れ着くでしょうか。
下地島空港17エンドは表向き安全のため車両通行止めという事になっています。安全な航空機の運航のためという理由であればある意味仕方ないと思いますが、ゴミを理由に航空ファンの聖地である下地島空港17エンドに入れなくなるのだけは絶対に避けなければなりません。車両通行止めになったことで17エンドに来る人が減ればゴミ自体の絶対数も減るとは思いますが、最後は訪れた人のマナーと良心次第です。最低限自分で出したごみは持ち帰ってほしいと思います。
ジェットスターGK323便、成田発下地島空港行き初便の機内放送で、宮古島出身のKUROSE機長からも環境を守るべくゴミは持ち帰るよう言及がありました。17エンドは海ですので、ゴミが海に流れ出せば回収するのは困難です。17エンドを守るため、下地島・宮古島のきれいな海を守るため、そして広くは地球環境を守るためにも、1人1人が意識していかなければならないと思います。