ジェットスター下地島空港行き初便に搭乗する旅から帰って参りました。当記事では気になる下地島空港から下地島・伊良部島、そして宮古島へのアクセス事情をお伝えしたいと思います。
主な交通手段はレンタカー・タクシー・路線バス(リムジンバス)の3種類。それぞれの交通事情をお伝えしようと思います。
なお私は佐良浜港近くのゲストハウス「あやぐやー」さんに1泊お世話になったのですが、往路は路線バスを利用。復路は下地島空港制限エリアを散策したかったので奮発してタクシーを利用しました。
各交通手段の場所は以下の通りです。(下地島空港ホームページMAPを加工)
レンタカー
こちらは下地島空港国内線到着口です。到着時は歓迎の方々が大勢いて盛り上がっていましたが、午後に再び訪れた時にはひっそりしていました。
国内線到着口を出たときの図です。すぐ前右側にレンタカーの受付所があります。
レンタカー会社はオリックス・トヨタ・OTSの3社です。
受付を済ませると目の前がレンタカーの駐車場です。この時間帯だと出発する人は既に出発していると思いますので、台数には余裕があるようです。
宮古空港だと到着後レンタカー受付まで送迎バス等に乗る必要がありますが、下地島空港ではその必要なし。到着後スムーズに車に乗って出発することが出来ます。
また少し車種が特殊ではありますが、以下の宮古島リゾートレンタカーKAIさんでは有料で宮古島の店舗まで送迎していただけるようです。
せっかくの南の島なので、普段運転しないような車やオープンカーをレンタルしてみても面白いかもしれませんね。
タクシー
下地島空港到着時、タクシー乗り場には15台ほどのタクシーが停車していたかと思います。写真はバスの出発時間が迫っていたこともあり撮影できなかったのですが、復路のタクシー運転手さんによると利用されたのは5~6台で、思ったより利用者はいなかったようです。ちなみに復路、あやぐやーさん(佐良浜港)から下地島空港まで1660円でした。
下地島空港ホームページによると、宮古島市街地までは約25分、3500円との事。
伊良部島には4社のタクシー会社があるようですが、佐良浜側にある新生タクシー・信用タクシーの2社は電話がつながらず。下地島に近い開発タクシー(0980-78-3774)さんに送っていただきました。
待機しているタクシーの台数に関しては今後の需要に合わせて増減する可能性があります。偶然利用者が多い場合や、宮古島にクルーズ船が寄港した時には台数が足りなくなる場合もありそうですので、事前に予約するか次の策を考えておいた方が良いかと思います。
タクシーはメーター乗りだけではなく数時間や1日貸し切りの観光チャーターもありますので、そちらも検討してみても良いと思います。
路線バス(リムジンバス)
最後に私が利用した路線バスです。
現在下地島空港から出ているバスは2社。と言ってもジェットスターの出発・到着に合わせてそれぞれ1日1往復の計2便です。→現在は関西空港便に合わせて1便増便され、1日2往復4便となっています。
バス時刻表(PDF)
https://385kyoei.com/lib/data/keito09-price.pdf
バス乗り場。
場所は国内線到着口を出て左へ。飲食店・お土産屋さん・チェックインカウンターを過ぎでどんどん進むとバス停があります。
まずは私が利用した宮古共栄バスからご紹介いたします。
ご覧のように1日1便。完全にジェットスターに合わせたダイヤとなっています。ジェットスターが遅れればバスも遅れますので乗り遅れの心配はありません。
路線図はこんな感じ。
沖縄タイムズさんよりお借りしました。
運賃表です。主なバス停を抜粋すると、マリオット系高級ホテルのイラフSUI前まで220円、伊良部大橋の伊良部島側の橋詰広場前まで300円、宮古島市街地で500円前後、宮古空港ターミナル前650円、東急ホテル前700円、終点シーブリーズカジュアル前で800円です。
続いてもう1社。中央交通のみやこ下地島エアポートライナー。
こちらも下地島空港11時ちょうど発の1日1往復のみ。宮古共栄バスよりは少し運賃が高いですが、下地島空港を出発すると次はいきなり平良港。宮古島へ向かうには速達性があります。またバスも観光バスタイプで快適です。
路線バスでの伊良部島北東部 佐良浜港へのアクセス
今回私は宮古共栄バスを利用したわけですが、今回の宿あやぐやーさんがある佐良浜港へは路線バスではかなりアクセスしづらいです。路線図を見てもらうとわかるのですが、宮古共栄バスは伊良部島の南岸を通って宮古島へと向かいます。よって伊良部島東北部へは途中で乗り変えが必要です。
※佐良浜港は伊良部大橋開通前に宮古島との船が発着していた港です
私がたどったのは下地島空港を出発して次の停留所、渡口の浜入口で下車して共和バスの停留所ダキフガーまで歩く事。
今回は偶然にも10分程待つだけでバスが来ましたが、本数が少ないのでうまくかみ合わないと長時間待たなければなりません。私の乗ったバスの下地島空港出発は11時35分。これが定刻だと11時発なので、計算上は45分ほど待たなければなりません。
また渡口の浜入口からダキフガーまでは750メートルほど、徒歩10分ほどかかります。大きな荷物があるとちょっと大変です。方角的にはバスが来た方向に戻ることになるので、もう少し手前にバス停があると乗り継ぎしやすいと思うのですが・・・。
なおダキフガーバス停近くにはシモジスーパーがありますので、時間つぶしには良いと思います。わたしも2017年に訪れ、手作りアイスクリームを食べました。
島の旅なので、アイスクリームを食べながらのんびりした時間を過ごすのもまた良いかなとも思います。
路線バスの下地島空港行き
私は帰りの下地島空港までは結局タクシーを利用しましたが、調べてみた路線バスの場合をまとめておきます。
佐良浜港(伊良部島北東部)から下地島空港へ路線バスで向かう場合、特に土日祝日の場合は注意が必要です。土日祝日だと始発のバス、と言っても9時~9時30分頃にバスが来るのですが、私の往路と同じようにダキフガー⇒渡口の浜入口と辿ると乗り継ぎ時間が13分しかありません。これにはバス停間の移動も含みますのでかなり危険です。渋滞の少ない離島なので基本的には時間通り来ると思いますが、万が一乗り継ぎに失敗すると飛行機に乗り遅れる可能性がかなり高く、あまりお勧めは出来ません。利用する場合は自己責任でお願いします。
なおゲストハウスあやぐやーさんの最寄りのバス停、佐良浜石油前までは下地島空港→渡口の浜入口が190円、ダキフガー→佐良浜石油前が210円の計400円でした。
まとめ
※以下リンクは下地島空港ホームページのアクセス紹介です
下地島空港からのアクセスを私の体験した範囲でお伝えしました。何だかんだ言ってレンタカーが一番便利だと思います。路線バスやリムジンバス利用なら宮古島方面であればそこそこ便利。ただしジェットスターに合わせたダイヤなので空港内散策時間はあまり取れません。下地島空港は保安検査場通過後のエリアが高級感・リゾート感あふれる素敵な場所となっていますので是非そちらも体験して頂きたい所。と考えると、現状はレンタカー利用しかないのかなと言う印象です。もしくは個別送迎のある宿を手配しても良いかもしれませんね。
今後の利用状況によってはバスの増便などもあるとの事ですのでそれに期待しつつ、実際に利用する際には最新情報を参照して頂きますようお願い致します。下地島空港を訪れる皆様の参考になれば幸いです。
なお、今回お世話になったゲストハウスあやぐやーさんでは送迎を行っていませんのであしからず。