名古屋⇔大阪間を近鉄特急で移動する場合、普通はアーバンライナーを利用すると思います。
関西空港へ行くにあたってそろそろアーバンライナーに飽きてきたので(!)伊勢志摩ライナーとビスタカーを乗り継いで大阪難波まで行ってみることにしました。
伊勢志摩ライナーとビスタカーを伊勢中川で乗り継ぎ
伊勢志摩ライナーは名古屋・大阪方面と伊勢・鳥羽・賢島方面を主に結んでいます。名古屋から大阪へ行く場合に伊勢志摩ライナーを利用しようとすると、途中の伊勢中川駅で乗り換える必要があります。
近鉄チケットレス予約でお得に利用
近鉄では特急券のチケットレス予約キャンペーンとして、特急券が割引になるキャンペーンを行っています。
今回は7日前までに予約しましたので特急料金が1000円(名古屋→難波)、伊勢志摩ライナーのデラックス料金が210円(名古屋→伊勢中川)の合計1210円でした。それに株主優待の乗車券を組み合わせて大阪難波まで乗車します。
予約方法
それでは予約方法です。
まずは近鉄のホームページからインターネット予約のページへ行きます。
会員登録に関してです。登録しなくても購入は出来ますが、会員登録するとポイントが溜まったり何かと便利です。何回も乗る方は会員登録したほうが良いかと思います。
次に右側の欄から希望の購入方法をクリックします。
乗車する日時・区間を入力します。
検索結果が表示されるので、希望のものを選択します。
今回は名古屋駅を17:10発の伊勢志摩ライナーです。1時間ほどの乗車で伊勢中川駅に到着。すぐに難波行きに乗り変えて大阪難波には19:36着です。
17:00に名古屋駅を出発するアーバンライナーは19:07に難波駅に到着しますので、所要時間としてはプラス19分です。伊勢中川駅での乗り継ぎが1分と言うだけあって、主要駅停車タイプの難波行き直通特急と比較するとほぼ所要時間は変わりません。伊勢中川の1分の乗り替えは短いですが、よほど遅れない限り接続を取りますし、隣同士のホームでの乗り替えなので問題ないでしょう。むしろ寝過ごすと賢島方面へ行ってしまいますので、その方が心配です。
座席はお任せにすることも出来ますが、私は基本的に自分で指定します。
1列車目の伊勢志摩ライナーをデラックスシート、2列車目のビスタカーを階上で指定します。
ちなみに伊勢志摩ライナーのサロン・ツイン、ビスタカーの階下グループ席は最低利用人数が決まっているので、最低利用人数を満たしていないと怒られます指定できません。
チケットレス予約の割引を選択します。基本的に一番安いものを選択すれば良いと思います。変更は出来ないので、変更する可能性があるなら通常価格で予約しましょう。今回は7日前までの割引で予約します。
次に座席指定です。好きな席を指定します。
座席指定が終わったら確認画面です。よく確認して購入決定ボタンを押します。購入決定後の払い戻しには手数料が必要になるので、よく確認して押しましょう。
予約確定するとチケットレス結果画面が表示されますので、こちらを印刷するかスマホ等に入れて持っていきます。
これで予約完了です。
停車駅(近鉄名古屋→伊勢中川・伊勢中川→大阪難波)
・伊勢志摩ライナー(伊勢中川まで)
近鉄名古屋→桑名→四日市→白子→津→伊勢中川
・難波行きビスタカー(伊勢中川から難波)
伊勢中川→伊賀神戸→名張→榛原→大和八木→大和高田→鶴橋→大阪上本町→大阪難波
こちらは今回乗った列車の停車駅です。列車によって異なる場合がありますので、実際に乗車する列車の時刻・停車駅等をご確認ください。
伊勢志摩ライナー 名古屋→伊勢中川 DXシート乗車記
まずは名古屋17:10発、賢島行き伊勢志摩ライナーで伊勢中川駅を目指します。
今回は赤い伊勢志摩ライナーですね。個人的には伊勢志摩ライナーというと黄色のイメージです。
デラックスカーに乗車します。
名古屋から伊勢中川までのデラックス料金は+210円。(別途特急券が必要)
伊勢志摩ライナー 車内の様子
デラックスカーは1号車、列車の一番名古屋寄りです。運転席後ろには展望スペースがあり、パイプの腰掛があります。正直座り心地は悪いです(笑)
座席配置は1-2。普通席だと2-2です。これはアーバンライナーと同じですね。
1人掛け座席。
2人掛け座席。座席はクリーム色の優しい配色ですね。
座席背面。特にモニターやテーブルはありません。
フットレスト。アーバンライナーと同じように土足面と靴を脱いで使う布地面があります。
テーブルは肘掛下から。ちょっと小さいですね。お弁当を食べたりパソコンでの作業は窮屈そうです。
コンセントがあるのはアーバンライナーにない良いところ。
それでは伊勢中川に近づきましたので、車内展望をしつつ先頭車両へ移動します。
英虞湾の特産品、真珠を使ったインテリア。
デッキの様子。
洗面所。
車内誌。
2号車へやってきました。2号車はサロンカーで、カラフルな座席が並んでいます。グループの乗客向けです。
4人掛けボックスシート。
2人掛けシート。
4人掛け、2人掛けともに中央にテーブルがあり、壁際にはコンセントが設置されています。
次の車両へ。
カウンタースペース。昔は使われていたのかな?
さすがに伊勢志摩ライナーなのでスペイン村の広告があります。中学生以来行ったことがありません・・・。
続いて3号車へ。
3号車~6号車は普通席。海?空?をイメージしたと思われる明るい青の座席が並んでいます。
喫煙コーナー。
自販機。
先頭にたどり着きました。
同じように金属パイプの腰掛があります。
少しだけ前面展望を楽しんで伊勢中川駅に到着です。乗り換え時間は1分しかないので急ぎます。伊勢志摩ライナーの先頭車に乗っていたらビスタカーの停車位置は2両分くらい後でした。
発車時間が迫っているのでとりあえず最後尾の車両に乗り込みます。
近鉄ビスタカー 伊勢中川→大阪難波 2階席乗車記
伊勢中川からは一部2階建て車両のビスタカーで難波へ向かいます。
伊勢志摩ライナーとは打って変わって真っ赤なシート。
伊勢中川まで乗車した伊勢志摩ライナーの赤と比較。
2号車・3号車は2階建て。階下はグループ向けの半個室です。車両中央にドアがあり、左右の客室に分かれていく構造です。
スペイン村のキャラクター、チョッキー。
こちらもスペイン村のキャラクター、ダル。
難波までお世話になる2階普通席。
フットレストはありませんでした。
伊勢志摩ライナーにはなかった背面テーブルがビスタカーにはあります。
肘掛下にも小さなテーブルがあります。うまく取り出せば背面テーブルと同時に使う事も可能ですが、かといってこの形で使うのは現実的ではないかな。
車両端には大きめのテーブルがありますので、パソコン作業などはこちらが便利良さそうです。
今回はビスタカーという事もあり、展望を期待して2階席を指定しましたが、よくよく考えたら時間帯は夜、しかも伊勢中川以西はトンネルや山の中が多いため、あまり展望は楽しめませんでした。2階席は1階席と比較して揺れが大きいため、1階席で良かったかなと思います。
大阪難波に到着!
大阪難波に到着しました。少し変わった体験という事で伊勢志摩ライナーとビスタカーを乗り継いでみました。伊勢志摩ライナーは良かったと思うのですが、伊勢中川からのビスタカーは展望があまり楽しめず、2階建ての天井の圧迫感と揺れ、そして所要時間の長さで最後はアーバンライナーにすれば良かったかなと少し頭をよぎりました。
そうは言っても2018年の大阪遠征回数も残り少なくなりました。いつもと違う行程という事で、よい体験だったと思います。