根室周辺を周遊する観光バス、のさっぷ号。納沙布岬をめぐるAコースに引き続き、Bコースにも参加していきます。
Aコースの様子はこちら
根室半島周遊バス のさっぷ号 Bコース
のさっぷ号Bコースの行程はご覧の通り。根室駅より西側を周ります。道の駅スワン44ねむろでの昼食休憩を60分はさむという事もあり、所要時間2時間35分のAコースに対してBコースは4時間30分となっています。
根室市自然と歴史の資料館
早速一か所目のスポット、根室市自然と歴史の資料館です。こちらの資料館、なんと入場料無料です。
たくさんの動物の剥製が並びます。剥製ならヒグマも近くで観察できますね。
こちらはシャチの頭骨。根室周辺でもシャチがいるのでしょうか。
樺太に置かれていた国境標石。
昔の生活用品。
釧路から根室まで乗車してきた花咲線。花咲線なのに花咲駅は2016年に廃止されたとのこと。
資料館自体、もとは1942年に海軍通信隊の根室分遣所として建設され、戦後は花咲港小学校として1989年まで使われ、そして現在は資料館となっている、歴史ある建物なのです。
向かいには現在の花咲港小学校が建っています。
根室車石
続いてBコース二か所目の根室車石へ。
放射状に延びている石が車輪の形に見えることから車石と呼ばれているとのことですが・・・
さ、寒い。
この時は台風が本州付近に接近中。風が強く、波もかなり荒れていました。8月とはいえ風を遮るものが無いので寒い寒い。
花咲駅跡地
バスから花咲駅の跡地看板を。
ここまでは花咲線の南側でしたが、線路を渡って花咲線の北側へ。道の駅スワン44ねむろを目指します。
道の駅 スワン44ねむろ
風蓮湖の前に立つ道の駅、スワン44ねむろで昼食休憩です。
参加者は各自で昼食タイム。昼食代はツアー代金に含まれていないのでそれぞれお支払いです。
今回はカキフライのエスカロップ、カキエスカにしました。
エスカといえば名古屋駅西側の地下街エスカを思い浮かべる名古屋人。あとは江の島のエスカーですかね。
実はカキエスカは通常のエスカロップ(とんかつ)にカキフライがトッピングされているものと思ったのですが、とんかつは取っ払われて(笑)カキだけでした。これなら通常のエスカロップの方が良かったかな・・・。
デザートにソフトクリームをいただきました。
根室十景の紹介
さて、根室十景の案内看板があったのでここでご紹介。
赤字:Aコース見学地 青字:Bコース見学地
①風蓮湖 ②春国岱 ③温根沼 ④明治公園 ⑤北方原生花園 ⑥納沙布岬 ⑦落石岬 ⑧浜松海岸 ⑨長節湖⑩根室車石
※③温根沼は車窓見学
春国岱原生野鳥公園 ネイチャーセンター
昼食後は春国岱ネイチャセンターへ。左上の三角屋根がネイチャーセンターです。
春国岱は風蓮湖と根室湾の間に位置する、長さ8㎞の砂でできた島です。のさっぷ号ツアーで行けるのは時間の関係でさわりだけ。
行程としてはまずネイチャーセンターでビデオ鑑賞。春国岱の自然や歴史を学んでから自由時間。そのままネイチャーセンター内を見学しても良いし、実際の春国岱を歩いて散策することもできます。
橋を渡って春国岱へ足を踏み入れます。一応車でも来ることができますが、のさっぷ号はネイチャーセンターまでなので歩いてくる必要があります。片道10分くらい。
何か魚を捕まえたようです。
この先は木道になっています。時間があれば散策してみても良さそうです。
北方四島交流センター
根室十景の1つ、温根沼を渡る温根沼大橋です。
Bコースの最後、そしてのさっぷ号最後の訪問地は北方四島交流センターです。
納沙布岬ではかなり強い言葉で四島返還を求める表記が目立ちますが、こちらでは交流に焦点を当てて展示されています。
初めにビデオ鑑賞があり、そのあと自由散策。ロシアの民芸品などが並びます。
個人的にはもう少し自由散策の時間が欲しかったです。
これでのさっぷ号Bコースの見学地訪問は全て終了。バスは根室駅へと向かいます。
根室駅到着!
根室駅に到着。のさっぷ号Aコース・Bコース、すべての行程が終わりました。
のさっぷ号Bコースはは15時30分に根室駅到着のスケジュール。16時12分に花咲線の普通列車が根室駅を出発します。そのまま乗車していくと釧路18時59発の特急スーパーおおぞらに接続しており、当日中に札幌まで行くことができます。
この後の行程ですが、私は釧路まで戻れれば良いので、もう少し根室駅周辺を散策。まずは16時12分発の普通列車に乗車して1駅移動、日本最東端の駅東根室駅へ。東根室駅散策後、根室と言えば根室花まるということでお寿司をいただき、根室発の最終列車で釧路へ帰ります。