残念ながら8月からの燃油サーチャージ値上げが確定してしまいました。
国際線旅客「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」の改定を申請|プレスリリース|ANAグループ企業情報
過去記事で予想はしていましたが、これで確定ですね。海外旅行を計画している方はなるべく7月中の発券をおすすめします。
8月からの燃油サーチャージ
8月からの燃油サーチャージは以下の通りです(日本発路線)
北米・欧州などは14000円。往復28000円です。SFC修行僧が良く利用する東南アジア路線は6500円、往復13000円となりました。
仮にシンガポールへプレエコで行ったとすると、東京⇔シンガポールの獲得PPは10736PP。燃油サーチャージだけでPP単価を1円以上押し上げます。また、PP1.5倍路線であるシドニーも欧米と同じ14000円。ちょっと無視できない負担額ですね。
燃油サーチャージは搭乗クラスに関係なく同額がかかるので、同じPP単価であれば上級座席で一気に稼いだ方が、トータルでの費用が安くなります。国際線航空券に付随する国内区間の積算率も国際線のブッキングクラスに連動するようになりますから、余計に上級クラスの航空券争奪が激しくなりそうです。
今後の燃油サーチャージの動向は?
今回の基準となった価格はシンガポールケロシン価格が1バレル=$87.70、米ドル円レートが$1=108.59円でした。現在の為替レートは1ドル=108.59円よりも円安水準にありますので、より原油価格が下落しないと燃油サーチャージの値下がりは望めないと思われます。
次回旅客燃油サーチャージの見直しは10月発券分からです。個人的な見通しとしては良くて現状維持、場合によってはもう1段階上昇とみています。
本日(6月22日)OPEC総会開催 今後の原油価格を占う超重要会議
本日(6月22日)、OPEC(石油輸出国機構)の総会が開かれます。今後の原油生産量について、増産するのか現状維持か、今後の原油価格に影響を与えるものと思われます。海外旅行好きの方にとっては増産して原油価格下落を願いたいところですが、各国の思惑が複雑に絡み合うので何とも言えないところですね。
まとめ
国際線航空券は7月中に発券。そしてOPEC総会の結果にも注目です。あとは特典航空券の燃油サーチャージが不要な海外エアラインのマイルを利用することも検討したほうが良いかもしれませんね。値上げは残念ですが、どうしようもない部分でもありますので、可能な範囲で旅を楽しみたいと思います。