NH803便のシンガポール・チャンギ空港への到着は深夜になりますので、街中のホテルへ移動するにはタクシーに乗る必要があります。シンガポールのタクシー運賃はそれほど高くはありませんが、深夜料金がかかる事、また時間帯的にも到着して早く休みたいと思ったので、制限区域内にあるトランジットホテルに宿泊することにしました。
チャンギ空港の制限区域内にはトランジットホテルが3か所あります。第1ターミナルにエアロテルトランジットホテル、第2・第3ターミナルにアンバサダートランジットホテルがあります。エアロテルも以前はアンバサダーだったようです。いわゆる居抜物件ってやつですかね。
価格を調べてみると、エアロテルの方が若干安かったので、エアロテルに宿泊しました。
予約はBooking.comでしました。日本のホテルを予約するのとほぼ変わりません。予約履歴を見てみると、2016年7月1日の予約で55シンガポールドル、4432円との事でしたので、1ドル=約80円で決済したようです。アメリカ大統領選挙後円安になっていますから、現在だともう少し高いかと思います。また、一時的か恒久的かわかりませんが、Booking.comで予約が出来なくなっていました。
ANAは第2ターミナルに到着しますが、エアロテルトランジットホテルは第1ターミナルにありますので、移動が必要です。到着は22番ゲートでした。皆さんは向かって左に進んで行くのでついて行きましたが、第1ターミナルへは右方向へ歩いて行っても到着できました。
黄色がスカイトレインルート、赤が徒歩ルートです。
乗り場は日本語表示でも案内がありますのでわかりやすいです。第2ターミナルから第1ターミナルへスカイトレインに乗って移動します。
エスカレーターを上がると、いきなりチェックインカウンターがどーんとあります。入り口のドアのようなものはありません。
チェックインはもちろん英語です。日本で印刷していった英語バージョンの予約確認票と、パスポートを提示しました。チェックアウトの時間の説明を受け、サインをして手続き完了です。
※サイン欄(signatureと書かれている)に「/」と書かれ、初めはサイン欄になぜ数字の1を書いたのかが意味不明で、苗字と名前を分けるスラッシュだと理解するのにちょっと時間がかかりました。(という理解で良かったのですかね?)なにぶん初めての1人海外なので、こう言った事にもプチパニックです(笑)恥ずかしながら、このような海外旅行初心者が気になったこともなるべく掲載していきたいと思います。
チェックイン中に3人組の欧米人が空室がないか尋ねていましたが、満室との事。シングルだったら空いていたのか分かりませんが、確実に宿泊したいなら予約は必須のようです。
室内は清掃が行き届いており、気持ち良く眠ることが出来ました。
シャワールームとトイレは共有です。成田のANAアライバルラウンジのように水滴をふき取る所までは行きませんが、とても清潔でお湯の出も素晴らしいです。むしろ成田のANAアライバルラウンジの清掃が完璧すぎるのかもしれません。毎回清掃しているわけではないので、事前に使った人に依存するかもしれませんね。
シャワールーム入り口。
廊下です。所狭しと部屋が並んでいます。
ケトルの差し込みと台が一体になっていました。合理的ですね。
テレビはLG電子製でした。
アメニティはこんな感じ。
利用はしませんでしたが、屋外プールやジムなどもあります。
注意点
部屋が寒い
エアコンが集中管理のようで調節スイッチが見つかりませんでした。対して布団は一般的なホテルの布団でしたので、服装によっては寒くて眠れないかもしれません。また、エアコンの音もそれなりにします。慣れれば気にならないレベルです。私は夜中に起きて温かい紅茶を飲んで寝るとぐっすり眠れました。
寝過ごし注意
エアロテルトランジットホテルは基本的に6時間の利用です。上でも述べたように、チェックイン時にチェックアウトの時間を教えてもらえますが、基本的に自動延長になるようです。延長料金はそれなりに割高ですし、6時間以上寝たいという方は市内のホテルの方が良いかもしれません。
扉の音が結構響く
ドアが薄いのか、ほかの部屋のドアの開閉音が結構響いていました。深夜帯なのでそんなに頻繁に出入りがあるわけではありませんが、神経質な方はご注意ください。
荷物は預けず機内持ち込みで
トランジットホテルは入国審査前の区域内にありますが、預け手荷物の受け取りは入国審査後になります。従って、トランジットホテルに泊まるなら荷物を受け取ることが出来ません。必要な荷物は機内持ち込みが必須です。預かり荷物はちゃんと別の場所で保管されているとのブログ記事をいくつか見ましたが、私は試していないので何とも言えません。
次記事はある意味最難関の入国審査です。