2泊4日のハワイ滞在を終え帰国します。復路のホノルル→成田はこの旅のメインイベントと言っても過言ではない、A380フライングホヌのファーストクラスに搭乗します
ANAのファーストクラスに搭乗するのはこれで3回目ですが、A380フライングホヌのファーストクラスは特別。旅先のロンドンで朝6時に起床して予約してから約9か月。ついに搭乗する時がやってきました。
A380 フライングホヌ ファーストクラス
ANAのA380は全席合わせて520席。そのうちの2階席前方、わずか8席がファーストクラスです。
それでは乗り込んでいきましょう!
機材は往路と同じ2号機カイくん。往路は1階席のほぼ一番後ろのカウチシート。そして復路は2階席最前方のファーストクラス。同じ飛行機なのに搭乗位置が50mくらい離れているというのも何か不思議な感じがします。
こちらが成田まで約9時間お世話になるファーストクラスの座席。以前搭乗したB777-300ERのファーストクラスとは全然違います。
まず色からして違います(笑)
座席周りの様子
着席しました。モニター前に青色のグローブトロッターアメニティーポーチとヘッドフォン。
SONY製のノイズキャンセリングヘッドフォンです。
下の足置きにリラックスウェアですね。こちらは持ち帰り可能です。
モニターサイズは32インチ。大きいですねー。
お隣はこんな感じですね。この日は8席すべて埋まっていました。
それでは離陸を待ちましょう。
1つ気になったのは、ファーストクラスエリアを通って後ろへ向かう人がいる事。以前B777‐300ERのファーストクラスに搭乗した際には、ファーストクラス搭乗客が登場し終わるとドアを閉めていました。今回の場合、どうやらラウンジの搭乗口ではなく通常の搭乗口から搭乗したビジネスクラス利用の方が1階~2階席ファーストクラスエリアと通過するようです。
ホノルル国際空港 離陸
ダニエル・K・イノウエ国際空港=ホノルル国際空港を離陸しました。約9時間のファーストクラスフライトの始まりです。
お着替え
シートベルト着用サインが消えたらリラックスウェアに着替えます。もちろん出発前に着替えても良いのですが、他の方との兼ね合いもあります。
ラバトリールームは前方、1階との階段を挟んで左右に2か所あります。
こちらがA380ファーストクラスのラバトリールーム。もちろんファーストクラス専用です。
床は木目調ですね。フィッティングボードを出して着替えます。
スペースが広く、リラックスウェアに着替えやすいですね。
着替え終わって振り返るとセルフサービスのアメニティが。ハワイらしい飾り付けがうれしいですね。
こちらは食後の写真ですが、アメニティに追加してポストカードやフォンダイビスキュイなどが置かれていました。
階段下はこんな感じ。
それでは座席に戻りましょう。
座席周りの様子
それではA380フライングホヌ、ファーストクラスの座席周りを見ていきましょう。
まずはこちらのシートですね。
グレーを基調とした高級感あふれる雰囲気。座り心地は若干固めかなと感じました。
窓側の物入れ。こちらは押すと開くようになっているのですが、少し調子が悪くなかなか開きませんでした。現在は調整されていると思いますが、荷物を入れる前に一度開閉を確かめた方が良いかもしれません。
ファーストクラスではその下にも収納があります。
リクライニングなどのボタン。
USB電源及びユニバーサルデザインのコンセント。
リモコンは中央部分がノートパソコンのタッチパネルのように操作ができますが、ちょっと使いにくかったです。
読書灯は肩口から2か所。
さらに前方に食卓灯があります。
テーブルはモニター前より折り畳み式。
広げて手前にスライドさせるとダイニングテーブルの完成です。
ただ、手前に引き寄せるとモニター前のものを置くスペースは無くなってしまいます。お連れの方がいる場合には空いたスペースに座ると2人用テーブルとして利用できます。
足元はこんな感じ。
電球色の演出用ライトが多いなという印象を持ちました。ラバトリーもそうでしたが、木目調の部分が多く、やわらかく温かい雰囲気です。
フライングホヌ ホノルル発 ファーストクラスの機内食
さて、お待ちかねの機内食です。フライングホヌファーストクラスの機内食、とても楽しみです。
ANAのファーストクラスと言えばまずはKRUGですね。
アミューズと一緒に頂きます。
・パイナップルとポキサーモンのマリネ
・ピスタチオチーズボール
・ピピカウラとパパイヤ
・チーズペッパーバー
2杯目のドリンクはブルーハワイカクテル。
ホノルル線限定のカクテルです。でも実はこれエコノミーでも飲めちゃうんですよね(笑)
それではぬいぐるみのカイくんには少し外してもらいましょう。本格的な料理が運ばれてきます。
アペタイザーは3種類より選択。私はロブスターにしました。
・メイン州産ロブスターとマンゴー ロメスコソース
続いてガーデンサラダです。
・ル レクチェドレッシング
・玉ねぎと山わさびドレッシング
から選べます。
コーンスープ。
メインは4種類から選べます。ステーキにもひかれましたが、子羊のローストにしてみました。
・USプライム牛フィレ肉のステーキ パンチェッタとマッシュルームのソース
・ハワイ産尾長鯛とホタテ貝柱のソテー ジンジャーソイソース
・子羊のロースト マカダミアナッツのアクセント マスタードソース
・ハーブ入りひよこ豆のケーキとサフランライスラタトゥイユソース
切ってみるとこんな感じです。
デザートです。
・温かいアーモンドケーキ バニラアイスクリーム添え
正直言うとこれが一番おいしくて印象に残っています。温かいケーキと冷たいアイスクリームが絶妙にマッチです。
お休みタイム
一通り機内食が終わるとお休みの時間。といってもお昼時間のフライトですので、起きて過ごすのもありです。
フライングホヌのファーストクラスは扉を閉めて半個室にすることができるのも特徴ですね。
フルフラットにするとこんな感じです。(散らかし気味:汗)
寝起きのアイスクリーム
デザートのアイスクリームがとてもおいしかったので、もう一度お願いしました。
緑茶と海老せんべいです。
機内Wifiサービス
ANAファーストクラスでは機内WiFiを無料で使う事ができます。フライングホヌのWiFiサービスはWiFi2ということで、容量の制限がなくなったようです。CAさんに聞いたところ、万が一容量制限があった場合は新しいスクラッチカードをお持ちしますとの事でした。
グローブトロッターのアメニティポーチ
ここでアメニティポーチを見ていきましょう。
ANAの青なのか、ハワイの海をイメージしてなのか、くっきりした青色のポーチです。
全開にしてもこれくらいしか開きません。
歯ブラシセット・アイマスク・イヤプラグ。
そして「THE GINZA」の箱。
ザ・ギンザ エッセンスエンパワリング セット
・クリーミークレンジングフォーム(洗顔料) 5g
・エッセンスエンパワリング・デー(日中用美容液) 5ml
・エッセンスエンパワリング・ナイト(夜用美容液)5ml
ファーストクラス シートガイド
到着前に
成田空港まではあと1時間ちょっと。A380フライングホヌ、ファーストクラスの旅もそろそろ終わりが近づいています。
最後はアイスコーヒーにしました。コーヒーミルクやガムシロの入れ物もファーストクラス仕様ですね。
おつまみもいっしょに。
風船をもらってきました。
機内探検
CAさんの勧めもあり、機内を散策してみました。
ファーストクラスの後ろ、ビジネスクラスです。
2階席の最後尾、プレミアムエコノミー。機内照明がレインボーです。
今回はエコノミー&ファーストだったので、次回乗るならプレミアムエコノミー&ビジネスでしょうか。
ファーストクラスの照明は通常の白色だったのですが、後ろの照明はレインボーなんですね、と何気なくCAさんに言うと・・・
CAさん「レインボーにしてみました!」
ファーストクラスは機内照明の色まで選べるようです(笑)
成田空港着陸 ナイスランディング!
この日の関東地方は直撃ではないものの台風が接近しており、到着直前は揺れることが予想されていました。
こちらは機外カメラの映像。滑走路が画面から外れそうです(外れてしまうタイミングもありました)
こんなに斜めで着陸できるのかな?とも思うところですが心配ご無用。横風がある時は機首を斜めに向け、流されないようにしつつ真っ直ぐ飛んでいきます。
偶然にもyoutubeに投稿されていました。
✈✈台風17号で大荒れの成田 ハードランディング カイ君 (kai君)の壮絶強風横風バウンド着陸 wind shear Crosswind 空飛ぶウミガメフライングホヌ FLYING HONU
改めて外からの映像を見るとものすごく斜めですね。着陸時も2・3回バウンドしたような感じがありましたが、その様子が良くわかります。
無事着陸しスポットへ向かいます。
到着スポットは45番搭乗口。4日前に出発した場所に戻ってきました。
まとめ
A380フライングホヌ、ファーストクラスの搭乗記でした。最後の最後までハワイ旅行を楽しめる、素敵な空間とおもてなし。ヨーロッパへのファーストクラスでは12時間程度のフライト時間がありましたが、ホノルル線では約9時間。はっきり言って短すぎました。よほどのことがない限りホノルル線から外れることは無いと思いますが、これが欧米線のフライトだったらなぁと思うくらい、9時間があっという間でした。
ハワイへの移動手段と考えるならビジネスクラスでも充分だと思います。でもA380フライングホヌのファーストクラスは特別。空港で見かけるたびに「あれのファーストに乗れたんだなぁ」と、後からでも楽しめる。そんな魅力がA380フライングホヌにはあるのかなと思います。
ファーストクラス搭乗記