4か月前、初便を見送った成田空港国際線45番搭乗口。
今日は見送りません!ついにこの時がやってきました!
A380フライングホヌに搭乗し、ハワイへ向かいます!
ANA A380 フライングホヌ
2019年5月24日、総2階建ての巨大旅客機A380が成田⇔ホノルル線に就航。当日はお祭り騒ぎでしたね。あれから約4か月。ついに搭乗する日がやってきました!
座席指定でカウチシートに
搭乗数日前、自宅で座席選択画面を開いてみると、機体後方のカウチシートが窓際3列空いている場所がいくつか。発券した特典航空券はエコノミークラスのものでしたが、ダメもとで押してみたところ指定できてしまいました。
そして当日成田空港カウンターでは。
まず初めにプレミアムエコノミーへの無料アップグレードができなかったことをお詫びされました。こちらはもともと期待していなかったので問題なし。次に事前指定したカウチシートは横2席が埋まってしまったものの、他の列に3列空いている場所があるのでそちらに変更してはどうかとの事。もちろん変更しました。
まぁ結果的にカウチシートゾーンは満席だったんですけどね(笑)
ANAラウンジとユナイテッドクラブ
出発までの時間はANAラウンジへ。初めてANAラウンジのお寿司サービスを体験しました。
2号機 カイくん
ANAのA380には愛称がつけられています。1号機はラニ、2号機はカイ、3号機はラー。
私が見送った初便は1号機ラニくんでしたが、搭乗便は2号機のカイくんとなりました。
いざ搭乗!
にっこりカイくん。ハワイまでお願いします!
SFC会員なので優先搭乗しますが、カウチシートはお子様連れが多め。という事で事前改札サービスを利用された方がたくさん乗り込んでいました。
A380は2階建てなので、ボーディングブリッジはファースト・ビジネス・プレミアムエコノミーが2階方面へ。わたしはエコノミー(カウチシート)なので、真っ直ぐ進みます。
わくわく。
まずは通常のエコノミークラスの座席とご対面。
さらに後ろ、カウチシートエリアにやってきました。ヘッドレストカバーが緑ですね。
ハワイまで約8時間お世話になるカウチシート。
カウチシートを他人と共同利用するとどうなる?
カウチシートと言えば足元部分をフラットにし、完全に横になれるシートです。そんなカウチシートをエコノミーシートとして他人と共同で利用するとどうなるのでしょうか。
サービスはエコノミーに準ずる
カウチシートとして利用する場合、専用寝具やベルトが貸し出されますが、共同利用の場合は通常のエコノミーと同じサービスです。座席の上に置かれているアメニティ等は搭乗時点で分けられています。どのシートがカウチシートの予約でどのシートがエコノミーなのかがわかってしまいます。
こちらはカウチシート利用者ですね。大きい枕と寝具が置かれています。
エコノミー扱いの私の席はこんな感じ。
足元スペースは?
カウチシートはフットレストが座面と同じ高さまで上がります。エコノミー扱いでも上げようと思えば上げられますが、隣には他人が座るため使えないと思っていた方が良いです。それでも途中までは上げられますので、疑似レッグレストとしては利用できます。
カウチシートはシートピッチが狭い
カウチシートのシートピッチですが、実は通常エコノミーの座席よりもシートピッチが狭いです。
・エコノミー:34インチ(86cm)
・カウチシート:32インチ(81cm)
エコノミーの航空券でカウチシートが選べる状況になった場合、
・疑似レッグレストがあるが足元が狭い
・レッグレストは無いが足元が広い
を選択することになりますね。
こちらはカウチシート。
こちらは通常のエコノミー。
どうでしょう?
幼児がうるさい?
カウチシートは家族連れの割合が高く、子供がうるさいという声も少なからずありますが、私が搭乗した時には全くそんなことはありませんでした。
成田空港 出発
ANA184便は定刻20:10発。後から追いかけてくるラニくんを横目に出発です。
かわいい~!機内安全ビデオ
A380フライングホヌでは、専用の機内安全ビデオが使われています。ラニくん、カイくん、ラーちゃんが機内安全について説明してくれます。
安全ビデオが始まった瞬間、かわいい~!との声が機内に響きました。これは見たくなっちゃいますね!
座席周りの様子
機体は巡航高度に到達。シートベルト着用サインが消えました。改めて座席周りをご紹介します。
機内モニターは13.3インチ。くっきりしていて見やすいです。
座席下にユニバーサルタイプの電源があります。
まくら。
スリッパ。
ひざ掛け。
機内食
離陸から約1時間。お待ちかねの機内食の時間です。
A380フライングホヌで運行されるホノルル線エコノミークラスでは、世界一の朝食と言われるBillsとのコラボレーション機内食が提供されます。スペシャルミールを除いて選択肢はありません。
機内食メニューは3か月ごとに変わるようで、私の搭乗時にはグリルチキンでした。
・グリルドチキン ココナッツカレーソース 青梗菜ライスを添えて
・海老のレモンマリネ - 大根と人参のピクルス
・ローストパンプキン & ヨーグルトクリーム トーストしたミックスシード
消灯
機内食が終わると消灯時間です。カウチシート利用の場合は専用ベルトが配布されます。
軽食サービス
到着前に軽食のサービスがあります。
袋入りのスナックとミネラルウォーター。袋はハワイ線のオリジナルデザインです。
往路カウチシートはその価値があるのか?
往路8時間、復路9時間。カウチシートでは航空券代に追加して、上記の追加料金がかかります。
搭乗から離陸、機内食終了後カウチシートをセット。着陸前には元の状態に戻さなければなりませんから、実際にフラットで使える時間は3~4時間と思われます。その時間のために追加料金を払うかどうか。個人的には必要ないかなと思いました。
もしカウチシートを使うのであれば空港で夕食を済ませておき、機内食はスルーしてすぐに寝てしまうのが良い気がします。ただ、周りが機内食を食べていると思うと気になってしまいますよね。
ファーストクラスやビジネスクラスの深夜便で機内食はスルーして寝るという方も結構いらっしゃいますが、ファーストやビジネスなら周りが囲われていることが多いですから、そこまで気にならないのかもしれませんね。
A380機内販売限定ぬいぐるみ
初便就航時にカウンターに置かれていたこちらのぬいぐるみ。こちらは機内販売で購入できます。
こちらのぬいぐるみは搭乗機と同じ物しか購入できません。今回は2号機カイくんなので、カイくんのぬいぐるみを購入しました。数量も限定なので、必ず購入したいなら搭乗時にCAさんにお願いしておくと良いと思います。
ダニエル・K・イノウエ国際空港 (ホノルル)到着
成田空港から8時間。ダニエル・K・イノウエ国際空港、ホノルルに到着しました。
まとめ
ANA A380、フライングホヌの搭乗記でした。
今回はエコノミークラス搭乗でカウチシートエリア利用という事で、どのようなフライトになるのか楽しみにしていました。通常エコノミーとカウチシート、どちらにも一長一短あるのでどちらが良いとは一概に言えません。ただ、カウチシートを指定できたから横になっていけるという期待はしない方が良いと思いました。
個人的には比較のために乗ってみたいという事もあるので、次回利用する時があれば通常エコノミーを利用したいなと思います。
次のお話