2018年旅行記15回目、特典航空券で行く台湾です。関西空港からエバー航空利用、台北を観光した後は一気に北海道に飛び、1泊後名古屋に帰る行程です。
京都祇園祭へ
いつものように大阪に前日入りですが、出発前にちょうど京都で祇園祭が行われていることを知りました。祇園祭は1度も見に行ったことが無かったので、大阪に行く前に京都に寄っていくことにしました。
京都への交通手段
京都へ行く場合、通常は新幹線だと思います。のぞみなら約35分。ぷらっとこだまを利用しても50分ほどで到着します。安く行くなら高速バスでしょうか。
今回は青春18きっぷが使えない期間だったので、私が交通手段に選んだのはこちら。
特急しらさぎです。
今回購入したきっぷを解説
今回発券された切符は4枚です。
・乗車券 名古屋→岐阜(470円) 岐阜→京都(1940円)
・自由席特急券 名古屋→米原(590円) 米原→京都(980円)
合計3980円
まず乗車券について解説します。
通常鉄道の乗車券は出発駅から目的地駅まで通しの切符を購入しますが、JRの乗車券は任意の駅で分割して購入することが出来ます。名古屋地区では名鉄がJRと並行して走っている関係で、競合する区間については割安な運賃が設定されています。今回は名古屋→岐阜が該当します。通常きっぷは長距離になればなるほど距離当たりの運賃は安くなっていきますが、割安の運賃がそれを上回るのです。名古屋→京都を普通に買うと2590円ですが、岐阜で分割することにより2410円となり180円お得になりました。
つぎに特急券を解説します。
名古屋→米原が特急しらさぎ、米原→京都が新幹線です。
JRには新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合在来線特急部分の特急料金が半額になるという制度があります(一部の駅を除く)。今回は米原駅で新幹線と特急しらさぎを乗り継ぐので、しらさぎ部分の特急料金が半額になります。
また、米原→京都については新幹線で隣の駅という事で自由席に限り特定特急料金が適用され安くなっています。
各料金・所要時間の比較
名古屋→京都
新幹線自由席:5070円 約35分
ぷらっとこだま:4300円 約50分
しらさぎ+新幹線:3980円 1時間23分
普通の方であればしらさぎ+新幹線ならぷらっとこだまですよね。320円しか変わらないですし、1ドリンク付きます。
今回は突然祇園祭に行くことを決めたので、ぷらっとこだまの手配が間に合わなかったのです。青春18きっぷのように新快速を乗り継いでも面白くない、ということでしらさぎを利用してみました。
名古屋から北陸方面へ行く特急しらさぎに米原まで乗車
乗車した特急しらさぎ11号は、名古屋駅11番ホームから15:48の発車です。
今回利用した自由席の最後部座席。
テーブルはアームレストインタイプと、
背面テーブル。
両方同時に出せますが、意味は無いかも(笑)
枇杷島駅の城北線高架橋。
岐阜城。
伊吹山。
新幹線に抜かされていきます。
米原直通の特別快速・新快速・快速は岐阜から先は各駅停車になりますが、特急しらさぎは岐阜を出ると米原までは大垣のみ停まります。
途中一宮、岐阜、大垣でほどほどの乗車がありました。ワイシャツ姿のビジネスマンが半分以上です。大垣で降りる人がいて意外に思いましたが、新幹線がないのでビジネスで利用される方がいるようです。
米原乗り換え
しらさぎ+新幹線を利用して名古屋から京都まで行くこの行程、じつは米原乗り換えがネックです。しらさぎの米原到着は16:48。米原発新大阪行きのひかり号出発は16:52です。乗り換え時間が4分しかありません。というわけで、時間に余裕のない方にはお勧めできません。しらさぎが定刻で到着するとも限りませんし。
そんな中ちょっとしたハプニング。
なんと新幹線の連絡改札にある自動改札機が故障。100人以上の乗客が改札前に滞留していたのです。これは乗れないか!と思った所、「自動改札を通さずそのままお通りくださーい!」との事。
1分前、何とか間に合いました。16:52のひかりを逃すと次は17:14のこだまです。
新幹線は1時間サイクル、特急しらさぎも2時間サイクルのパターンダイヤになっているので、基本的に米原駅4分接続は変わりません。
ちなみにこの16:52発のひかり、16:19に名古屋駅を出発しています。
京都到着!
やっぱり新幹線は早いですね!米原から京都へは17分です。空席を探して座ってホッとする間もなく京都です。そのまま乗っていると新大阪まで行ってしまうので、のんびりしたい気持ちを押し殺して下車します。
それでは祇園祭に出発!