SFC修行となぞの旅人

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2017年SFC取得済。 格安航空券やマイルで勝手気ままに旅行してます。

【JR東海VS近鉄特急】 名古屋⇔大阪のアクセス方法 名阪まる得切符・新幹線自由席早得切符廃止を考察してみる

 2018年、私はKIX-ITMカード修行とUA特典旅行のため、名古屋から関西空港に10回以上移動しています。そんな中名古屋⇔大阪間、近鉄とJR東海道新幹線の割引切符が廃止されます。これについてまとめてみました。

 

実は2016年、SFC修行を計画していた段階で名古屋⇔大阪間の移動についてブログ記事をまとめています。今から見ればとても拙い記事ですね・・・(汗)

 

www.sfc-traveler.com

 

2018年現在、当時とかなり状況が変わってきていますので、改めてまとめてみたいと思います。

 

昨今の名古屋⇔大阪間の移動手段の変化

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最近の名古屋⇔大阪間の移動手段の大きな変化の1つ目は、近鉄の名阪まる得切符の廃止です。

 

・名阪まる得きっぷとは(現在は廃止)

 

名古屋⇔大阪(難波・上本町・鶴橋)間の近鉄特急・アーバンライナーに使える回数券です。レギュラーシート用とDXシート用があり、それぞれ5回券と10回券が販売されていました。

 

名阪まる得きっぷ5(レギュラーシート用・5枚つづり)・・・18000円

名阪まる得きっぷ10(レギュラーシート用・10枚つづり)・・・33500円

名阪まる得きっぷ5DX(デラックスシート用・5枚つづり)・・・20000円

名阪まる得きっぷ10DX(デラックスシート用・10枚つづり)・・・37000円

 

一番利用されていると思われるレギュラーシート用の10枚つづりであれば、片道3350円で利用できました。

 

また、金券ショップで10回券がばら売りされており、約3500円で購入が出来ました。

 

名阪まる得きっぷが廃止される

 近鉄としては金券ショップでのバラ売りの防止、そして特急券のチケットレスサービス予約を進めたかったのでしょう。名阪まる得きっぷは2017年12月30日をもって廃止されました。

 

その結果、私が愛用していた金券ショップでの近鉄株主優待乗車券の相場が上がってしまったのです。

 

近鉄株主優待乗車券相場の値上がり

金券ショップにおける近鉄株主優待乗車券の相場は、以前は1500円前後でした。名古屋⇔大阪間の特急券価格が1900円なので、株主優待乗車券と合わせた金額が名阪まる得きっぷの価格と同じくらいになるように設定されていたんですね。

 

予想通りと言うか、名阪まる得きっぷの廃止で株主優待乗車券の相場は上昇、今ではだいたい2100円~2200円くらいの価格で販売されているようです。

 

名阪まる得きっぷの廃止で乗客が流出?

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名阪まる得きっぷの廃止で、近鉄特急を利用する人はかなり減ったのではないでしょうか。

 

www.kintetsu.co.jp

 関連があるのか分かりませんが、2018年8月中は7日前までの予約&平日利用&チケットレスサービス利用に限って大阪⇔名古屋間の特急料金が1000円引きの900円となるキャンペーンを行っています。また、土日も含む当日予約でも100円割引となります。

 

ちなみに900円と言うと、名古屋から津までの特急料金に相当します。名古屋⇔大和八木間だと特急料金は1610円。早期予約が必要とは言え特急料金が逆転してしまっています。

 

8月平日に名古屋⇔大阪を近鉄特急で移動する場合はかなりお得なのでぜひご利用ください。

 

とばっちりを受けた伊勢志摩方面?

話が逸れますが、実はとばっちりを受けたのかなと思っているのが伊勢志摩方面です。名古屋から伊勢志摩方面へ向かう場合、株主優待が1500円で手に入れば鳥羽以遠まで乗ればお得になっていました。現在では終点賢島まで乗車しても1970円ですから、元を取るのはほぼ不可能になってしまい、普通に切符を買った方が安いです。

 

あとはまわりゃんせや伊勢神宮参拝きっぷですね。特にまわりゃんせは観光施設をひたすら利用するとかなりお得です。

www.kintetsu.co.jp

 

www.kintetsu.co.jp

 

 

 

JR東海が新幹線自由席早得切符を廃止f:id:tomekichisfc:20180617195934j:plain

JR東海はライバルの競争力低下を見たのか、新幹線自由席早得往復きっぷを廃止することを発表しました。

 

http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037922.pdf

JR東海ニュースリリースより

 

ちなみにこの切符、2013年10月末までは「ひかり・こだま自由席用早特きっぷ」という名称でした。片道でも利用でき、料金的にも近鉄まる得切符+1000円程度でかなり使いやすかったのですが、リニューアルされてのぞみ自由席に乗れるようになると共に有効期限3日間への短縮、必ず往復の利用、そして若干の値上げが行われました。

 

名古屋から大阪に行く飛行機乗りとしては、3日間では短すぎるのと、往復利用のためUA特典で大阪→名古屋の片道利用には使えないという事になってしまい、使ったことがありません。

 

そんな新幹線自由席早得往復きっぷですが、2018年9月23日販売終了、9月30日の利用をもって廃止されることが発表されました。JR東海としてはインターネット予約、EX予約の普及を進めていくようですが、実質的に値上げと考えています。

 

JRの勧める代替手段が2人からしか使えない

同ニュースリリースの中には、代替手段としてEXこだまファミリー早得の紹介がされています。大阪⇔名古屋で4200円、京都⇔名古屋で4100円の設定で料金的にはお得だと思うのですが、「2人からしか使えない」と言う致命的な欠点があります。また、特定都区市内制度は適用されず、名古屋駅・京都駅・新大阪駅まで在来線を利用する場合には別途乗車券を用意しなければなりません。1人で利用できた自由席早得切符からは格段に利便性が落ちます。

 

代替手段になるとしたらぷらっとこだま?

代替手段になるとしたらJR東海ツアーズのぷらっとこだまではないでしょうか。

www.jrtours.co.jp

 

通常期であれば京都⇔名古屋が4300円、新大阪⇔名古屋が4400円。この価格で1ドリンク付きますし、片道・1人での利用も可能です。名古屋⇔京都・新大阪間であればのぞみとの時間差も10~20分程度です。ただしこちらは乗り遅れると無効になる他、前の列車に変更する事も出来ないのが欠点です。

 

それぞれの条件に合わせて賢く利用するのが良いですね。

 

ビジネス客に支えられているJR東海

JR東海の収益源は東海道新幹線。実に鉄道事業のうち9割以上の売り上げを新幹線が占め、その多くが東京⇔名古屋⇔大阪を移動するビジネス客です。となると、収益が見込めるビジネス客に割引切符の設定はしたくないところ。1人から利用できる自由席早得往復きっぷは以前から廃止したかったのかもしれません。たまたま近鉄のまる得きっぷが廃止されたのがきっかけになったのではないでしょうか。

 

結局青春18きっぷ

近鉄も新幹線も割引切符廃止で実質値上げとなると、貧乏旅行には結局青春18きっぷかな?と思います。何せ1日あたり2370円で名古屋⇔関西空港はもとより、全国の普通列車に乗れるのですから。

 

というわけで週末は関西空港へ青春18きっぷを使って行きます!(笑)

 

まとめ

近鉄の名阪まる得きっぷの廃止に始まり、新幹線の自由席早得往復きっぷも廃止という事で、名古屋⇔関西圏は移動しづらくなったなぁという印象です。関西圏のJR在来線昼特回数券も廃止(9月30日販売分まで延長されたようです)されて、時代の流れはチケットレス予約やICカード、と言いながら実はそれを口実に値上げしているような印象を受けます。値上げが全て悪とは言いませんが、消費者側としては少しでも安く利用したいのは自然なこと。あとは需要と供給で決まるので、お得な制度を知って賢く利用する消費者になりたいです。