私は2018年KIX-ITMカードのプレミアム化を目標に関西空港によく行っていますが、名古屋⇔関西空港の移動に青春18きっぷを活用しています。先日関西空港への到着が18きっぷのみで帰れるぎりぎりの時刻となったので、この時に調べた時刻を今後の備忘録としてまとめたいと思います。
なお、時刻については2018年3月のダイヤ改正後、休日ダイヤを基本としています。平日や今後ダイヤ改正があった場合には時刻が変わる場合がありますので、最新の時刻を確認して頂くようお願いいたします。
関西空港基準でまとめていますが、神戸・明石・姫路方面の時刻も載せました。参考になれば幸いです。
名古屋方面への最終接続 大阪駅21:00発 新快速 米原行き
名古屋方面へのJR在来線最終接続は大阪駅21:00発、新快速米原行きです。この列車の始発駅は姫路駅(休日ダイヤ)です。主な駅の出発時刻は以下の通りです。
姫路 | 19:57 |
西明石 | 20:17 |
明石 | 20:20 |
神戸 | 20:33 |
三ノ宮 | 20:37 |
大阪 | 21:00 |
京都 | 21:31 |
米原 | 22:28着 |
・米原から先の接続は米原22:38発普通大垣行き、さらにその先大垣で豊橋行き区間快速に接続します。区間快速は名古屋到着が23:53、豊橋が1:01に到着です。青春18きっぷ利用の場合は日付の変わる金山駅まで有効、その先はもう1日分使うか別途きっぷが必要です。
・区間快速は岐阜で普通名古屋行き、名古屋で岡崎行き普通に連絡しています。稲沢・清州・枇杷島駅利用の場合は岐阜ではなく尾張一宮駅で乗り換えると同一ホームで乗り換えられます。
大阪駅21:00発に間に合う関空快速は?
青春18きっぷでは特急には乗れませんので、関空快速を利用することになります。
関空快速を利用して大阪駅に21:00に到着する列車は以下のようになります。
関西空港 | 19:32 | 19:49 |
大阪 | 20:43着 | 20:58着 |
余裕をもって行くなら19:32発です。19:49発の関空快速だと大阪駅着が20:58。大阪駅での乗り換え時間が2分しかありません。問題は2分で乗り換えが出来るかどうかですが、先日の私の経験では早歩きで少し余裕をもって乗り換えが出来ました。ただしこれはあくまで定刻で到着することが前提です。
南海利用で関空快速に追いつく(新今宮乗り換え)
ここからが今回の記事で私が書きたかった内容です。
19:49発の関空快速に乗り遅れてもあきらめるのは早いです。南海を利用することで先に出発した関空快速に追いつくことが出来ます。
空港急行 | ラピートα | |
関西空港 | 19:56 | 20:04 |
新今宮 | 20:37着 | 20:39着 |
関西空港を19:49に出発した関空快速は新今宮駅を20:43に出発します。一方南海の時刻に目を向けてみると、関西空港19:56発の空港急行が新今宮駅に20:37、そのあと20:04発のラピートが20:39に到着します。それぞれ6分、4分の接続で先に出た関空快速に乗り換えることが出来ます。
新今宮駅の南海とJRの改札は隣り合っており、1~2分で乗り換えが可能です。
最終接続図解
全て合わせると、以下のようになります。
南海電車 ラピートと空港急行の運賃・料金
当然ですが青春18きっぷで南海電車には乗れないので、南海の運賃・料金が別途必要です。これは名古屋まで帰るための必要費用として割り切るしかありません。18きっぷを利用する方は節約旅行だと思いますので、新幹線や途中で宿泊することを考えれば安いと思います。南海電車の関西空港から新今宮までの運賃・料金は以下の通りです。
・空港急行 関西空港→新今宮 920円
・ラピート 関西空港→新今宮 1270円(関空特割ラピートきっぷ)
関西空港⇔新今宮・難波のラピート特急料金は510円、乗車券と合わせて1430円ですが、お得なきっぷとして関空特割ラピートきっぷが当日片道でも購入できますので事実上1270円です。また難波あたりの金券ショップで回数券のばら売り休日用が720円前後で購入できます。さすがに関西空港ではばら売りは売っていません。
関空快速に乗れなくてもあきらめない
今回の事例は19:49発の関空快速には乗れず、20:04発のラピートには間に合うという、かなり特殊なタイミングで関西空港に到着した場合の乗り継ぎ時間です。このような方はあまりいないとは思いつつ、実際に私が遭遇・乗り継いでみたのでまとめてみました。鉄道ミステリーにでも出てきそうな乗り継ぎルートですが、知らないよりは良いですよね。
ただし、あくまで関西空港到着がギリギリになってしまった場合の乗り継ぎルートです。新今宮・大阪駅の乗り継ぎ時間も短く、到着が数分遅れればアウトな上、南海電車の費用も無駄になってしまいます。ギャンブル要素がある事は否めませんので、時間には余裕をもって行動すると共に、利用は自己責任でお願いします。
ちなみに19:32発の関空快速に乗り遅れてしまった!でも大阪2分接続は怖い!という方でもすぐ後の19:34発ラピート、19:39発空港急行に乗れば同じような形で大阪駅で余裕を持たせることもできます。
乗車券については交通系ICカードがあると瞬時に南海に切り替えられるので良いですね。ただし関空特割ラピートきっぷは窓口でないと購入できないので注意してください。
※ 元はと言えば仁川発のチェジュ航空が40分ほど遅延したのが発端です。チェジュ航空の関空到着予定時間は18:50でした。余裕があるとは言えませんが、普通に行けば19:32発の関空快速に乗れると思っていました。今回は出発数時間前から遅延することがわかっていましたので、仁川空港で関西空港からの乗り継ぎ時間を調べることが出来ました。また、入国審査を自動化ゲートで通過したこと(登録しておいて良かった!)税関もスムーズに通過できたことも間に合った要因かと思います。
まとめ
飛行機が定刻に到着し、余裕をもって乗り継げるのがベストではありますが、いつもうまくいくとは限りません。遅延した時にどうするか、あらかじめ考えておくのが旅がスムーズに行く秘訣ではないでしょうか。今回のぎりぎりの接続も使わないに越したことはありませんが、最終手段として頭の片隅に置いて頂けると幸いです。