マイラーに大人気のSPGアメックス。私はこれまで検討段階にあったものの、申し込みを見送ってきましたが、ついに発行を決断しました。SPGアメックス発行をすることにした理由と流れその他もろもろを書いていきたいと思います。
SPGアメックス発行を決断した理由
カード年会費31000円+税というクレジットカードの中では高額な部類のSPGアメックス。元を取れるかどうかを気にされる方が多いと思います。私が発行を決断するまでにどのように考えたのか、まとめていきます。
その1 ニューヨークやハワイのホテルが高すぎた
先日ANAダイヤ修行の一環としてニューヨークに行ってきましたが、宿泊費がとんでもなく高かったのです。宿泊費が高いことはある程度予想していましたが、ここまでとは・・・。宿泊する時期や場所にもよりますが、マンハッタンまたはその周辺で比較的立地が良く個室で・・・と探していった結果、1泊約18000円にもなってしまいました。この金額には毎朝食が付いていましたが、朝食を2000円としても16000円。それでいて部屋はビジネスホテルレベルの部屋でした。(どこに泊まったかは後日旅行記の中で紹介したいと思います)
基本的に宿泊については寝られれば良いというスタンスですが、ビジネスホテルレベルの設備でもマンハッタン中心部だとこれくらいかかってしまいます。安いホテルで良いといっても、そもそも安いホテルが無いのです。極端な話、SPGの宿泊特典を16000円の価値しかないと考えても、これだけで年会費の半分くらいの価値があると思いました。実際にはもっとランクの高いホテルに宿泊できますので、人によってはそれ以上の価値を見出すことが出来ますね。
また、2018年1月にエアアジアでハワイへ行く計画があります。このハワイ旅行、初めは1人で行くつもりだったのですが、母が同行することになりました。となると、あまり安くてボロい宿泊先には泊まれないと思ったのです。(エアアジアで行く時点で・・・笑)結果予約したホテルは1泊約23000円。今回の旅には間に合いませんが、もし無料宿泊特典があれば・・・と思った次第です。
その2 知らない間にアメックスで決済できる店が増えていた
これは私の中の情報が古かったのですが、私が頻繁に利用するお店でアメックスが利用できるようになっていました。具体的にSPGアメックスの発行を検討するようになってから使えるカードをチェックするようになっていったのですが、現状であればアメックスをメインカードにしても支障が無いと思えるようになりました。クレジットカードの利用でポイントなりマイルを貯めるにはカードが使えないと意味が無いですから、使える環境が整ってきたことは発行の後押しとなりました。
またアメックスとJCBが提携したことによって、JCBが使える店ならほぼアメックスも使える?という情報もあります。
その3 アメックスなら同行者も1人までラウンジに入れる
国内各空港にあるカードラウンジ。通常ANAVISAゴールドカード等で入ろうとするとカード名義人だけしか入れませんが、アメックスの対象カードなら同行者1人も一緒に入れます。2017年はSFC修行として1人旅が多かったですが、2018年はいくつか同行者のいる旅がありそうですので、カードラウンジとはいえ一緒にラウンジに入れるのはメリットです。
その4 レイトチェックアウト無料の特典
SPGアメックスホルダーが対象ホテルに宿泊すると、無料でレイトチェックアウトサービスを受けることが出来ます。私にとってレイトチェックアウトは必須ではありませんが、安いホテルの宿泊費にレイトチェックアウト料を足すと、宿泊費が高いとはいえSPG系ホテルの宿泊費に近くなるのではないか?と考えたのです。これについては実際に宿泊して検証していく必要があるとも思っています。
ユナイテッドマイレージプラスセゾンカードからSPGアメックスにメインカードを変更しようと考える理由
私の現在のメインクレジットカードは3枚です。まず経費決済用カードが2枚。これは経費の性格によって使い分けています。そしてプライベート用の1枚があります。本来ポイントやマイルをクレジットカード決済で貯めるのであれば、還元率の高い1枚のカードに集中させるのがセオリーですが、お金の流れを管理しやすくするためカードを分けることにしています。
この3枚のメインカードのうちの1枚が「ユナイテッドマイレージプラスセゾンカード」です。このカード、まだ使い始めて1年たっていないのですが、これとSPGアメックスを入れ替えたらどうかと考えるようになりました。
その1 マイルアップメンバーズ会員費の削減が可能?
ユナイテッドマイレージプラスセゾンカードの還元率を最大にするにはマイルアップメンバーズに申し込まなければならず、これに5000円+税がかかります。SPGアメックスをメインにするなら、これを削減できると思ったのです。
マイルアップメンバーズを取り止めてSPGアメックスに申し込むと、全体の年会費増は26000円+税と考えられます。
※マイレージプラスセゾンカードのマイルアップメンバーズだと、1000円で15マイル(還元率1.5%)です。他方、SPGアメックスのマイル還元率は1.25%です。還元率だけで言えばマイレージプラスセゾンの方に軍配が上がります。しかし、SPGアメックスはUAマイル以外の航空会社にも加算できます。当然ANAマイルにも加算できますので、ANAVISAと合わせて集中的に貯める事が出来ます。また、JALにも移行できますので、与那国に行くときに使えるかな?と思いました。どちらにメリットがあるかは個人の価値観ですね。
その2 UA特典が思ったように使えない
UAマイルで交換できる航空券ですが、国際線ではあまりレートが良いとは言えず、ANA国内線の距離800マイル以内、5000マイルで交換できる区間がお得です。しかし、土日祝や連休だと思ったように航空券を引き換えることが出来ないのです。これはANA特典航空券の空席状況にもよるのですが、使いたいときに使えないのでは意味が無いですよね。
その3 UAマイルって買えば良くない?
UAマイルは現金で購入することが出来ます。いわゆるバイマイルです。UAマイルは時々ボーナスマイルキャンペーンが行われており、100%ボーナスの時を狙って行けば(為替にもよりますが)1マイル2円台前半で購入できます。どうしてもUAマイルが必要なら購入すればよいのです。
その4 ANAの提携会社特典航空券がお得過ぎて2カ月以上前に予約を入れてしまう
最近私がはまっているANA提携会社の国際線特典航空券。目的地以外に1か所だけ24時間以上の滞在、いわゆる途中降機できるというルールを利用してお得に旅行します。
こちらは台風でキャンセルしちゃいましたが・・・
こちらは現在進行中。大阪で5カ月ほど途中降機しています。
これらの航空券は355日前から予約可能ですから、2か月前を待たずして予約を入れてしまうのです。結果としてUA特典を使った旅行に行く休みが無い、という状況が生まれています。
一応変更はできますから、UA特典で良いルートが発券できるようであれば日付変更することも可能ではありますが、現状UA特典のこれは!というルートで発券できていません。
ユナイテッドマイレージプラスセゾンカードは解約せずに残す
マイレージプラスセゾンカードは解約せずに残すことにします。年会費が1500円かかってしまいますが、海外旅行保険が自動付帯だからです。この金額の年会費で海外旅行保険が自動付帯で付くクレジットカードはあまり無いので、保管カードとしてそのまま保有します。
まとめ
ここまで取り上げたSPGアメックスのメリットはほんの一部です。私が特にこれが良いと感じたから発行を決断した!というものを抜き出してみました。まだ私が把握しきれていないメリットがあるかもしれません。
私と同じ状況という方はなかなかいないと思いますが、発行するかどうかは別にして、迷っている方の助けになれば幸いです。