SFC修行となぞの旅人

SFC修行となぞの旅人

2017年SFC取得済。 格安航空券やマイルで勝手気ままに旅行してます。

ANAファーストクラス誕生日騒動でふと思った2つの事

f:id:tomekichisfc:20180129170137j:plain

ANAのファーストクラスに誕生日に搭乗したのに祝ってもらえなかったという一連の騒動。ヤフーニュースやまとめブログに掲載されてどんどん広がっています。

 

少し時間がたって私がふと思ったことを述べてみたいと思います。

 

思った事その1 言わなきゃ伝わらない

 原因はコミュニケーション不足

 

 結局のところ、この事態を招いたのはコミュニケーション不足が原因ではないでしょうか。客側としては祝ってほしければ一言言えば良かっただけ。まぁ言ってしまうとサプライズ感が無くなってしまうというのもあると思いますが、そもそもバースデープレートなどのお祝いがあると思って搭乗している時点でサプライズ感はあまりないと思います。

 

 相手に感謝の言葉を伝えていますか?

  日常でもこんなことありませんか?

 

私が思ったのは夫婦の会話です。

 

妻も夫もお互いに心の中では感謝している。でも言葉に出して言わないから「これだけ尽くしているのに!」と言うパターン。下手するとそのまま拗れて離婚なんてこともあるかもしれません。

 

 

でもそれを言えないのが人間の悲しい所であり、面白い所でもある(当事者からするとそうは言ってられませんが)と思います。

 

少し前に流行った、空気読め・KYなんてのはその典型ですよね。

 

実は私自身が一番言葉にできていない

 私がなぜこんなことを書いたか。それは私自身が実践できていないと思っているからです。と言うよりも、自然にしていると人間は慣れてしまって、実践できなくなっていく生き物だと思っているからです。

 

しかし人間は、改めてこうして文字に書き起こしたりすることで反省したり、再確認したり、学ぶことが出来る生き物でもあります。だからこそ、こうして記事にしているのです。

 

※「全ての人に感謝しなさい」に対しては反対派です(少し話が脱線しますが・・・)

よく、「全ての人に感謝しなさい」と言う人がいます。私はこれに対しては反対派です。

 

例えば、「昔の先生は殴ってくれた。でもそれがあるから今の自分がいる」みたいな話です。

 

このような話は、殴られたという負の記憶を、現在の成功している自分で正当化しているだけだと思っています。そうしないと「殴られた=悪いこと・嫌な記憶」だから。正当化しないと心のバランスが取れないんですよね。

 

感謝と言うのは、人に言われてするものではなく、自分自身がしてもらってうれしかったというようなときに自然に湧き上がる心の動きです。殴られたら腹が立つし、親切にしてもらったらうれしい。それが人間の心と言うものだと思います。

 

心の動きは他人には見えません。だったら心が動いて相手に伝えたい時は、言葉で伝えてあげるべきなんです。

 

 

思った事その2 物事は期待値と現実のギャップが満足度を決める

ファーストクラスに乗れるだけで幸せ

 ファーストクラスでお祝いされなかったから最悪!とは言いますが、ファーストクラスに乗れる時点で世間一般から見れば幸せなことなんですよね。

 

私も先日おかげさまでファーストクラスの特典航空券を発券することが出来ましたが、搭乗は1年近く先なのに今からソワソワ、ファーストクラスのサービスを受けるどころか、あの8席しかない空間に行けるだけで幸せなのです。なぜなら普段の自分からは到底行くことが出来なかったであろう、特別な空間だから。

 

この人にとってはファーストクラスは日常で、期待値が相当高かったのでしょう。だから少しでも不足があるとファーストなのに!となるんだと思います。

 

期待値が低いエアチャイナは満足度が高い?

2016年くらいから流行りだしたエアチャイナによるSFC修行。遅れる・機内食がまずい・北京乗り継ぎが大変など色々言われますが、意外と乗ってみるとそうではなかった、むしろ快適だったとの声も聞かれました。

 

私も2017年にエアチャイナのエコノミーで上海に行きましたが、特に問題なく到着しました。機内食は確かに美味しくはなかったですし(特に中国発)CAさんが客席に座って休憩しているなど、日本の感覚ではえっと思うようなこともありましたが、そもそもエアチャイナなんてそんなものだと思っておけば全く腹は立ちません。むしろ行きは定刻に到着、帰りも1時間ほどの遅延で済みましたし、快適な旅行だったと思います。

 

幸福度が低い日本 期待値が高い今の日本社会

1年に1度、幸福度ランキングなんてものが発表されますが、大抵日本は先進国の中で下位にいます。

 

 今日の日本では、良くも悪くも物質的には恵まれてしまいました。もう物を手に入れるだけでは満足しないんでしょう。言い換えれば期待値がとても高い状態です。でも、例えば戦争を経験されている方や、今でも食糧不足に陥っている国の人から見れば、今日の食べ物があるだけで幸せなはずです。たとえスマホが無くたって、高度経済成長期に目に見えて生活が良くなっていく時期の方が幸せと感じる人は多かったのではないでしょうか。

 

人間は慣れる生き物です。最初は特別だったことが、繰り返すと日常になり、元に戻れなくなります。つまり、「慣れる=期待値が上がっていく」という状態です。

 

宝くじで大金を得た人が、お金を使いつくしても元の生活に戻れずに破産する。良く聞く話ですね。

 

マイラー界で言えば、ビジネスクラスに搭乗して快適さを知ってしまい、エコノミークラスに乗れなくなるみたいな事でしょうか。(そんな方はたまには長距離深夜LCCに乗ってみては?:笑)

 

実は一番幸せなのは・・・

 本当に幸せな人とは、物・資産に恵まれている人ではなく、少しの出来事に幸せを感じられる心を持っている人が、実は一番幸せなのかもしれません。

 

 まとめ

ひょんな事から思い思いに書いてしまいました。でもこれは普段から私が思っていること。そして実践できていない自分への戒めでもあります。

 

 

私はたまーにこのような雑記や考え方を書きたくなる時があります。賛否両論あるかと思いますが、温かく読んでいただけると幸いです。