SFC修行となぞの旅人

SFC修行となぞの旅人

2017年SFC取得済。 格安航空券やマイルで勝手気ままに旅行してます。

ANA2017年度下期 機材変更を考察してみた

  ANAプレスリリースにて、2017年度下期の航空輸送計画変更内容が発表されています。

2017年度下期 ANAグループ航空輸送事業計画を一部変更|プレスリリース|ANAグループ企業情報

 

当ブログでご紹介しているKUL発北米行きプレミアムエコノミーに関連している部分がありますので、それを含めてほかのブロガー様のブログ記事並びにツイッターからの情報を私なりにまとめてみました。

 

発表された変更の内容

f:id:tomekichisfc:20170824085142j:plain

こちらがプレスリリースで発表された機材変更の内容です。こちらを基に話を進めていきます。

 

B787-8の240席仕様と169席仕様について

B787-8の座席仕様には240席仕様と169席仕様があり、240席仕様はビジネスクレードル・プレミアムエコノミー無し、169席仕様はビジネススタッガード・プレミアムエコノミー有りとなっています。169席仕様に変更となった場合はビジネスクラスのシートやプレミアムエコノミーの設定は変わりませんので、240席仕様に変更になると仮定して話を進めていきます。

 

www.ana.co.jp

 

 

羽田⇔クアラルンプール 機材変更について

SFC修行僧にとって注目のクアラルンプール⇔羽田の機材ですが、ビジネスクラスがスタッガード、プレミアムエコノミー設定ありのB787-9から、B787-9またはB787-8へと変更になります。B787-9の表示があるのは3月25日からの機材再変更を見越していると思いますので、事実上冬ダイヤの間はB787-8という事になります。

 

国際線予約を検索してみると、8月31日羽田発、9月1日クアラルンプール発からプレミアムエコノミーの予約が出来なくなっています。同時に出てくるビジネスクラスで検索すると788と出てきますので、この日からプレミアムエコノミーの設定がなくなるものと思われます。

 

変更前

f:id:tomekichisfc:20170824092717j:plain

 

変更後

f:id:tomekichisfc:20170824092333j:plain

 

羽田⇔バンクーバー 機材変更について

羽田⇔バンクーバーもB787-9からB787-8へと変更です。変更日はクアラルンプール線と同じ8月31日からです。時差・日付変更線の関係でバンクーバー発も8月31日(日本時間9月1日)からとなります。

 

こちらは比較的長距離、特にバンクーバー発羽田行きは10時間を超えるフライトとなりますので、スタッガード(フルフラット)からクレードルへの変更は痛いですね。

 

 f:id:tomekichisfc:20170824093907j:plain

f:id:tomekichisfc:20170824094008j:plain

成田⇔シンガポール 機材変更について

成田⇔シンガポール線の現在B777-300ERで運行されている機材がB787-9に変更されます。こちらは8月末からではなく10月末からの変更のようです。

 

B777-300ERからB787-9への変更であれば、ビジネスクラスはスタッガード同士ですし、プレミアムエコノミーの設定もあるのでそれほど影響があるようには思えません。むしろ空調や機内の騒音低減等良い点もあるかと思います。

 

ここで影響を受けるのはファーストクラスです。

 

B777-300ERで運行される成田⇔シンガポールNH801・802便は、ANAの欧米路線以外でファーストクラスが設定されている唯一の便でした。私も何とかこれに乗れないかと色々考えた時もあります。

www.sfc-traveler.com

 

ちなみに前後3日間で検索すると10月31日までファーストクラスの設定が出てきますが、こちらはシンガポール航空運航の便しか出てきません。ということは、ANAとしてはシンガポール路線のファーストクラスはシンガポール航空に任せるという事でしょうか。

f:id:tomekichisfc:20170824095453j:plain

 

こちらがANAシンガポール路線最後のファーストクラス設定です。

f:id:tomekichisfc:20170824095739j:plain

 

 29日発を検索するとこうなります(ANA運航便が出てきません)

f:id:tomekichisfc:20170824100158j:plain

シンガポール航空のファーストクラスは基本的にANAマイルでは発券できませんので、ファーストクラスに搭乗できる可能性が減ったことになります。

 

機材変更による影響

ビジネスクラスを予約している場合 

ビジネスクラスを予約していてB787-9からB787-8に変更になった場合、救済策は無いようです。B787-8だとビジネスクレードルですから、長距離線や深夜便だと影響が大きいかと思います。

 

プレミアムエコノミーを予約している場合

プレミアムエコノミーを予約してB787-9からB787-8に変更になった場合、ビジネスクラスにアップグレードされているという報告が多く上がっています。

 

この場合だとプレエコ→ビジネスクレードルですからラッキーですね。

 

わたしは12月に羽田→クアラルンプールのプレミアムエコノミーを予約していますので、もしかしてビジネスにならないかなと密かに期待しています。現状予約確認画面に変化はありませんが、新規の予約はできなくなっていますので可能性はあると思います。

 

まとめると・・・

 

現在の予約がビジネス→機材変更しないで!

現在の予約がプレエコ→(ビジネスにしてくれるなら)機材変更して!

 

といったところでしょうか。

 

 ただし、あくまで予想ですが、これらは交渉によって何とかなる可能性もあります。特にダイヤ・プラチナなどの上級会員は便宜を図ってもらえる可能性が高くなるでしょう。当日の空席状況にもよると思います。

 

まとめ

ビジネススタッガードがクレードルになってしまったり、プレミアムエコノミーがなくなってしまうのは残念ですが、こればっかりは仕方ありません。私も2017年最後のKUL→HNDをエコノミーからの無償アップグレードでプレエコを予定していましたが、SIN経由の正規プレエコに変更しました。

 

飛行機旅行に機材変更はつきもの、ブログネタが出来たぐらいの余裕を持てると良いなと思います(と言ってもなかなか難しいですけどね・・・笑)